「厚別墓地移転記念碑」。

(あしあと その610・清田区の10・里塚の5)

里塚霊園内にあるもう一つの「厚別墓地移転記念碑」です。先に紹介した碑とは、まったく別の場所に建てられています。

碑のデザインは全く同じのもので、白御影石でできた碑の碑面に、黒御影石でできた石板がはめ込まれ、そこには大きく「厚別墓地移転記念碑」と刻まれています。

碑の背面に刻まれた文章は、先に紹介した碑とは一部違う内容となっており、そこには

「明治の初年以来 新天地開拓の念に燃え ふるさとの建設にはげまれた父祖縁者の諸霊が眠る厚別墓地は 近年における都市計画の一環としての千歳線短絡工事の施行に伴い 墓地としての環境が著しく損なわれるに至った

このことから 墓主の総意と厚別墓地移転委員会の協力により 当里塚霊園に移転改葬することとした

ここに諸霊の冥福を冀い 記念の碑を建立する

昭和49年11月9日 札幌市長 板垣武四」

と刻まれています。 

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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