(あしあと その615・清田区の12・清田の2)
札幌市立清田小学校の敷地内に、今は市道となっている旧国道36号に面して建てられている石碑が、「開拓功労碑」です。
碑の碑面には、上部に大きく「開拓功労碑」と浮彫りがされており、その下に漢文が刻まれていますが、碑の材質から文字が判読しにくく、まだ解読はできていません。
碑の脇に建てられた説明板には、
「《開拓功労碑》
清田の開拓のはじまりは、明治6年に長岡重治が厚別(あしりべつ)に入ったのが最初です。
長岡重治は、この地で稲作をはじめとして、用水路や橋、神社、学校の建設など清田の発展につくしました。
最初の水田づくりは、現在の清田小学校のあたりで行われ清田の発展の基盤となりました。
「開拓功労碑」は、このような長岡重治の功績をたたえ昭和22年に建てられた石碑です。」
と記されています。
この碑は、開拓初期の未開の厚別(あしりべつ)に初めて入植し、開拓に尽力するとともに土地の有力者としてその人生を終えた、岩手県出身の長岡重治の功績を称えるために建てられました。
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