「工専学舎跡記念碑」。

(あしあと その780・北区の77・北海道大学の6)

北10条の西5丁目・樽川通沿いに北海道大学構内の通用門があり、その門塀には「北海道大学 大学院地球環境科学研究院 大学院環境科学院」のプレートが掲げられています。

この通用口から構内に入ると、すぐ左手に西向きに小さな碑が置かれているのがわかります。

赤御影石でできた碑の碑面にはブロンズ板がはめ込まれており、そこには

「工専学舎跡記念碑

この地に 北海道大学付属土木専門部の学舎があった

この学舎から 千余名の土木エンジニアが巣立ち 北海道の開拓は勿論 国の内外に雄飛して各界に活躍 その使命を果たした

昭和二十四年 学制改革により土木専門部は室蘭工業大学の包括校となり その伝統は土木工学科に継承されて今日に至っている

明治二十年 土木専門部の前身である工学科が札幌農学校に開設されて百年を迎えるに当たり志を同じくして相集い 共に学んだ同窓諸氏の業績を顕彰し この地に碑を建立する

昭和六十一年十月 札幌工学同窓会」

と記されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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