「記念樹 ニュートンのリンゴ」。

(あしあと その782・北区の79・北大周辺の11)

地下鉄北12条駅出入口付近にある「有島武郎邸跡」と同じ敷地内にリンゴの木があり、その前に「記念樹 ニュートンのリンゴ」と記された説明板が立てられています。

説明板には、次のように記されています。

「記念樹 ニュートンのリンゴ

今から300年余り前、イギリスの物理学者ニュートン(1643~1727年)は、リンゴが木から落ちるのを見て「万有引力」を発見したことは有名です。

その木は、後にミドルセックス国立物理研究所に移植され、接木により代を重ねて今日に至っております。

日本への由来は、1965年(昭和40年)故柴田雄次東京大学名誉教授が記念樹として同研究所からその分身を譲り受け、同大学植物園で隔離栽培を行い検疫検定を経て、日本で栽培されるに及び、深川市がリンゴ栽培90年の記念樹とすることを計画し、北海道大学農学部を通じて分譲依頼を行った結果、1982年(昭和57年)3月にその苗木が深川市に導入されました。

このリンゴの木は、同市小森正規氏の果樹園でその木から穂木を取り育成されたもので、まさに「ニュートンのリンゴ」の分身であって、1995年(平成7年)5月にこの地に移植されたものです。

なお現在、北海道には同様にして育成された「ニュートンのリンゴ」が宇宙飛行士毛利衛氏の出身校余市町黒川小学校にも植栽されております。

北海道大学名誉教授 農学博士 田村 勉(記)」

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

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