(あしあと その837・北区の84・北海道大学の8)
北海道大学病院の駐車場東側の前庭に、胸像がいくつか並んで建てられています。
向かって一番左の北端に建てられているのが、「越智貞見先生之像」です。白御影の台座の上に胸像が置かれており、台座の正面には、「越智貞見先生之像」と浮彫がされたブロンズ板が掲げられ、その下に顕微鏡のレリーフが施されています。
越智氏は、大正11年に九州大学助教授から北海道帝国大学医学部附属医院の眼科学初代教授に就任し、同医院の眼科開設に尽力しました。昭和11年には初の角膜移植を行うなど、眼科治療の発展に多大な貢献をしました。この胸像は、第2代北海道大学医学部附属病院長を務めた越智氏が昭和17年に退官したことを記念して、昭和46年10月に建立されました。制作は彫刻家の山内壮夫氏です。
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