(あしあと その841・北区の88・北海道大学の12)
北海道大学医学部の前庭にある胸像が「醫學博士今裕(ゆたか)」像です。
台座の正面に、「醫學博士今裕」と刻まれています。
今氏は、大正7年に北海道帝国大学農学部教授として着任し、翌年には医学部教授として同大学に医学部を設置するため尽力しました。昭和12年には第4代の北海道帝国大学総長に就任し、昭和20年まで務めました。この胸像は昭和14年に建立され、昭和25年に再建されたものになるようです。像の制作は、彫刻家加藤顕清氏によるもので、加藤氏は札幌市内にある「ホーレス・ケプロン之像」と「黒田清隆之像」の構想者として名前があり、その他にも「ほうすい子弟の像」の制作者としてもゆかりが深い人物です。
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