「姉妹提携記念」碑。

(あしあと その845・厚別区の26・厚別の20)

小野幌にある北海道博物館の前庭から駐車場側に置いていくと、すぐ右手の雑木林に2基の石碑が置かれているのが見えます。その向って右手にある碑が「姉妹提携記念」碑です。

白御影でできた石碑の碑面には、「北海道 アルバータ州 姉妹提携記念 北海道知事堂垣内尚弘書」と刻まれています。

碑の背面には黒御影の石板がはめこまれていて、そこには英文とともに

「北海道とカナダ・アルバータ州の代表は、ここに姉妹提携宣言文に署名した。

今後、両地域の永続的な交流を期待し、ここに記念碑を建立する。

昭和55年10月17日 北海道」

と刻まれています。

昭和47年、北方圏にあるアメリカのアラスカ州、カナダのブリティッシュ・コロンビア州及びアルバータ州に向けて、北海道知事を団長に北海道カナダ・アラスカ経済文化視察団が派遣されました。その時にアルバータ州から熱烈な歓迎を受けたことをきっかけとして、北海道とアルバータ州のスポーツや農業技術交流が積極的に図られ、昭和54年の北方圏環境会議において姉妹提携の機運が盛り上がり、翌年実現の運びとなりました。この石碑は、それを記念して建てられたものです。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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