「馬魂碑」。

(あしあと その317・厚別区の4・厚別の4)

山本稲荷神社の境内にある「馬魂碑」。玉石が積まれた台座の上に、自然石でできた碑が載っており、碑面には大きく「馬魂碑」と刻まれています。

碑の背面には、「贈碑石台石手稲町福田源太郎」と刻まれています。

また、台座の正面には白御影石でできた石板がはめ込まれており、それには

「碑歴

大正ノ初期ニ秋田縣ヨリ當時山本厚三代ノ農場ニ入植各戸ニ耕馬ヲ求メ農業生産ニ從事致スモ其ノ内多数ノ病没馬ヲ出セリ其ノ霊ヲ慰ム可横町一同ノ意志ニ依リ昭和十九年九月七日木碑ニテ馬魂碑ヲ建クルモ其ノ後腐朽甚タシク有志相圖リ亦部落多数ノ賛助ヲ得テ昭和三十四年九月七日茲ニ馬魂碑ヲ再建ス」

と刻まれています。

さらに台座の背面にも同様の石板がはめ込まれていて、それには「馬魂碑建設世話人」、「建設賛助員」の多数の氏名とともに、「平成二年十二月吉日 現在地へ移設」と刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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