「祭神」碑。

(あしあと その418・北区の32・屯田の1)

屯田にある江南神社の鳥居脇にある「祭神」碑です。

自然石でできた碑の碑面には、大きく「祭神 日本武尊(やまとたけるのみこと) 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ) 大國魂神(おおくにたまのかみ)」と刻まれ、それに続けて「祭日 祈年祭 三月十五日 〇祭 九月十五日 新嘗祭 十一月十五日」と小さく添えられています。

碑の背面には、

「奉納

紀元二千六百年記念 由緒 創立明治三十年十一月 村社列格明治四十三年十二月」

と刻まれ、さらに「伶人」として4人の氏名が刻まれています。「伶人」とは、雅楽を奏する人を意味する呼び名です。

江南神社命名の由来について、同社のHPには、「「江南」の語源は篠路兵村入植の当時は、石狩川の本流が現在の茨戸川であり、茨戸、花畔地区を貫流していたことから、誰となく川の南、江南という地名が生まれ、石狩川の南岸に位置する神社として「江南神社」と命名された。」と記されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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