「厚別開基百年之碑」。

(あしあと その619・厚別区の22・厚別の17)

信濃神社の表参道を進み、第2鳥居に向かって左手にあるのが、「厚別開基百年之碑」です。

台座の上に黒御影石でできた碑が置かれ、その碑面には「厚別開基百年之碑」と刻まれ、その下に「札幌市長 板垣武四 書」と添えられています。

碑の背面には、

「碑文

歴史は悠久にして貴重な時間の流れである 厚別は河西由造氏外十二名(信州信濃)の入植に始まり 当時不毛の泥炭湿地 森林火山地帯のこの地に先駆者は遠大な理想のもとに開墾に着手 打続く水害冷害の災害に禍いされながら 此の窮状を克服 爾来風雪百年 今ここに政令都市札幌の副都心として この繁栄を子々孫々に伝えることを希い茲に「厚別開基百年記念碑」を建立する所以也

昭和五十七年九月吉日建之」

と刻まれ、それに続けて、「厚別開基百年記念事業協賛会役員名」として61名の氏名が刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000