(あしあと その709・北区の66・百合が原の1)
百合が原公園の北端に烈々布会館の建物があります。その駐車場の一角に、白御影石でできた台座の上に載せられた石碑があります。
石碑は黒御影の石板でできており、その碑面には「篠路烈々布開基百年 札幌市長 板垣武四」と刻まれています。
碑の背面には、
「蝦夷地開拓の志に燃えて此の地に入植艱難辛苦を経て今日の発展を見る風雪百年幾多先人の労苦を偲びこの碑に感謝の意を表す
篠路烈々布開基百年記念協賛会」
と刻まれており、これに「顧問」、「参与」、「会員」の多数の氏名が続いて、最後に「昭和五十七年八月二十日建立」と刻まれています。
碑の脇には説明板が立てられていて、そこには
「「篠路烈々布開基百年」碑
この地は、明治14年(1881年)福岡県人が報告社を組織して、北海道に渡り開墾した時、明治16年(1883年)にその一部、5、6戸が烈々布に入植したのが始まりである。「烈々布」という地名は、アイヌ語に由来したものと言われている。
碑は、先人の労苦をしのび、入植以来百年を記念して昭和57年に建立されたもので、白みかげ張りの高さ1.3メートル、奥行き90センチメートルの台座の上に、幅1.2メートル、高さ75センチメートルの黒みかげ石を建て、本碑としている。
正面に「篠路烈々布開基百年」と刻字、この文字は板垣武四札幌市長の揮ごうによる。」
と記されています。
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