「歌人・若山牧水来訪の地」。

(あしあと その757・北区の72・新琴似の1)

新琴似神社の真向かいに新琴似小学校がありますが、その南側にあるビルの前に説明板が立てられています。

これは北区で立てたもので、この場所が「歌人・若山牧水来訪の地」であることを示したものです。

説明板には、晩年の牧水の顔写真が掲げられ、

「歌人・若山牧水来訪の地

旅と酒をこよなく愛した歌人・若山牧水が喜志子夫人を伴い、この地を訪れたのは大正15年(1926年)11月14日。

牧水が主宰する歌詩(誌?)「創作」の社友・白水春二宅で一泊、新琴似短歌会同人と歓談した。ときに42歳。

新琴似を詠んだ歌はないが、紀行文の一節に「咫尺を辯ぜぬ(注:視界がきかず、近い距離でも見分けがつかないこと)といふ吹雪に出會ったのは(中略)札幌から新琴似村に行く宵闇のなかであった。」と記されている。

そして翌朝、30センチほど積もった雪の中を、同社友・吹田晋平の仕立てた馬そりに乗り、鈴の音をききながら札幌へと向かった。」

と記されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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