「旧札幌中学校「発祥の地」」碑と副碑。

(あしあと その783・北区の80・北大周辺の12)

地下鉄北12条駅の1番出口の東側にある立体駐車場との隙間に、大きな自然石の石碑が建てられています。

これは、「旧札幌中学校「発祥の地」」碑です。碑面の上部に校章と、その下に「札幌尋常中学校 札幌中学校 札幌第一中学校発祥の地」と刻まれており、その脇に「第二十期 佐藤貢 書」と添えられています。

石碑の前には、台座の上に本が開かれたような形状の副碑が置かれており、そこには、

「この地は明治二十八年(一八九五)四月札幌尋常中学校誕生の地で、その後札幌中学校・ 北海道庁立札幌中学校・同札幌第一中学校と改称され、大正十一年(一九二二)七月南十八条西六丁目に移転するまで三千余名が質実剛健・堅忍不抜の精神に鍛えられ、各界に雄飛し社会に貢献した

よって母校を偲び三百二十余名の同窓生有志が、篤志者および藻岩会の後援によりこの記念碑を建立した

昭和五十八年(一九八二)九月十八日」

と刻まれています。

石碑の前には説明板が立てられており、そこには「旧札幌中学校「発祥の地」碑」と記され、その下に「当時の旧札幌中学校校舎」と題された白黒写真が掲示されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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