「故陸軍軍曹玉田守殉職之地」碑。

(あしあと その805・豊平区の95・福住の3)

福住の住宅街を縦断する福住中央通に沿って、真新しい金属製の説明板が立てられています。

福住郵便局の反対側に位置して立てられている金属板は、「故陸軍軍曹玉田守殉職之地」碑です。碑面には、

「故陸軍軍曹玉田守殉職之地 北部方面司令官陸軍中将濱本喜三郎書

玉田 守 大正十二年二月十日 山口県大島郡小松町開作にて生誕 昭和十六年 第七期少年飛行兵の課程を卒業 戦斗操縦者として訓練の為飛行中 昭和十七年五月二十日十一時ニ十分 現在地にて墜落し殉職

平成二十七年五月 福住三六会建立」

と記されています。

豊平区のHPには、「9機の僚友とともに爆撃機に見立てた標的機への攻撃訓練中、標的機に接触して主翼の一部をもぎ取られ墜落死」したことが記されています。建設当初は石碑だったこの碑は、月日の経過とともに老朽化が著しく倒壊の危険性が生じたことから、'14年に解体、撤去されました。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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