「菅進先生」像と副碑。

(あしあと その815・北区の83・新琴似の2)

新琴似北公園の一角にある新琴似北会館の建物の前に、台座の載ったブロンズ製の胸像が置かれています。

白御影でできた台座の正面には、「菅進先生」と記されたブロンズ板が取り付けられています。

胸像の前には黒御影でできた副碑が置かれており、その碑面には、

「正六位勲五等札幌市市政功労者菅進先生は明治三十五年八月屯田兵二代目として新琴似に生る長ずるに及び産業自治文化等に多くの事績あり特に琴似町議会議員を経て札幌琴似合併後札幌市議会議員として通算二十四年の長きに亘り札幌市政に参画この間各種の公職を歴任昭和三十年代新琴似の宅地化進行に伴うとしか生活基盤整備に奔走市北部の地域格差の是正に貢献新琴似の発展に全生涯を捧げた功績は偉大である私ども地域の有志相諮り先生から寄贈を受けた土地資金を基に建設された新琴似北会館の一角を卜し先生の胸像を建立して後世に伝承する

昭和五十五年五月吉日 菅先生顕彰胸像建立期成会」

と刻まれています。

副碑の背面には、「寄附者芳名」、「特志寄付者芳名」、「菅先生顕彰胸像建立期成会」の氏名等が多数刻まれ、末尾に「昭和五十五年五月二十五日建立」と刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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