「母子像」。

(あしあと その840・北区の87・北海道大学の11)

北海道大学病院の前庭に置かれた3基の胸像の一番南端に、黒御影の台座に腰かけた母親が左手に幼子を抱えているブロンズ製の「母子像」があります。

台座の背面には、

「母子像 創立65周年を記念して 財団法人協済会 1986 11 22 製作者 本田明ニ」

と刻まれています。

「母子像」に向かって右手に説明板が立てられており、そこには

「母子像

財団法人協済会の創立65周年を記念して昭和61年(1986年)に建立し、北大に寄贈。

全身の愛と力を両腕にこめて、いとし子をしっかりと抱くその姿は、訪れる人たちや患者の心を強く引きつける。

作家 本田 明二」

と記されています。

本田氏は、札幌第二中学校(現在の札幌西高校)出身の彫刻家で、札幌市内にとどまらず、道内各地にその作品が置かれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000