「朔風」像。

(あしあと その844・北区の91・北大周辺の13)

JR札幌駅北口から西方向の線路沿いある自治労会館。その北側の敷地の一角にブロンズ製の女性像が建てられています。

黒御影でできた台座の正面上部には、「朔風」と大きく刻まれており、その下には「北海道自治労会館竣工記念 1980 題字揮毫 自治労道本部委員長 森尾曻 彫刻制作 本田明二」と刻まれています。

像の右手前には説明板が立てられており、そこには

「朔風

厳しい北海道の北風に向かいながら、たくましく前進を続けるエネルギーと、くじけることを知らない強固な勇気と気迫を表現。 昭和55年(1980年)建立

作家 本田明二 題字 森尾曻(元自治労同本部委員長)」

と記されています。

本田明二は、札幌西高校出身の彫刻家で、札幌市内にも数多くの作品が残されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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