「小野幌開基百年之碑」。

(あしあと その848・厚別区の29・厚別の23)

国道12号沿いの小高い丘の上にある小野幌神社の境内に、白御影の台座に置かれた黒御影の大きな碑があります。

黒御影の碑の碑面には、「小野幌開基百年之碑 札幌市長 板垣武四 書」と刻まれています。

碑の背面には「小野幌開基百年記念事業篤志寄付者」として、多数の氏名と町内会名が刻まれています。

台座の正面には、

「碑文

昔、北の大地小野幌に一人の杣夫入りて、未開の杜に斧ふるいたり。爾来開拓の人々来りて拓き、皆力合わせてみずほの池造り、豊かなる田畑となりぬ。然るにこの地にも都市化の波打ちよせ、諸人語らいて美しき街つくらむとす。今や国中の人こゝに集いて大いなる街となり、開基百年を迎う。この時に当り、先人の遺徳を偲び、古きを尋ねて新しきを知らむと、こゝに記念碑を建立す。

小野幌の地よ、瑞穂の街たらむことを。

北海道議会議員 国本康夫 文 昭和六十三年九月十日 小野幌開基百年記念協賛会 会長 秋本欽一 白石区長 藤田幸宏 書」

と刻まれています。

碑の向かい側には、この碑に関する説明板が立てられていますが、その文字はかすれてしまって判読できません。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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