「庚申塚」。

(あしあと その857・北区の92・あいの里4)

あいの里にある北海道教育大学札幌校の敷地の北側に国道337号が走っていて、その国道を挟んでパークゴルフ場のコースが広がっています。そのコースの敷地と茨戸川の流れの間に小道が設けられていて、そのすぐそばにいくつかの石碑が残されていますが、ここにはかつて山口と呼ばれた集落があり、その一角に大師堂の建物が建てられていました。

残されている石碑の中で、一番北側にある札幌軟石造りの四角柱の碑は「庚申塚」です。碑面には大きく「庚申塚」と刻まれています。

碑の背面には、「京都府丹後國中郡丹後村 山本佐助 明治廿八年九月十日建之」と刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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