(あしあと その114・豊平区の9・平岸の6)
平岸にある相馬神社の第一鳥居の南側に、大小の石碑が建っています。それは同じ「馬魂碑」と刻まれた碑です。
大きな碑の方は自然石でできており、右側面に「昭和三十年五月六日建之」と刻まれています。
石が積まれたこの碑の台座の右側面には石版がはめ込まれており、それには「愛馬講一同 緑交會一同」に続いて24名の名前が刻まれています。
小さな碑の方は、碑面に「馬魂碑」と刻まれているだけで、その謂れに関する手がかりとなるものはありません。
いずれの碑も、この地域の開拓や農作業のほか、住民の生活に重要な位置を占めていた牛馬等の家畜の魂を鎮めるために、有志によって建てられたものであることが想像できます。
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