「仙人庚申像移設碑」。

(あしあと その193・北区の6・あいの里の2)

「仙人庚申塚」の小祠右側に白御影石でできた「仙人更新像移設碑」と刻まれた碑が建てられていて、その脇に「右近〇一書」と刻まれています。

碑の背面には、

「此の像は明治二十八年にこの地に建られた貴重なる文化財で住宅都市整備公団あいの里造成のため移設し永く保存す

昭和五十七年九月建立 発願世話人 柳沢正幸」

と刻まれています。

庚申信仰は、大陸から日本に伝わった道教の教えを基にして広がった信仰で、庚申の日に神仏を祀って徹夜をする庚申講が行われてきました。その記念として建てられた庚申塚は、日本各地で見ることができます。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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