(あしあと その231・豊平区の29・月寒の5)
通称アンパン道路から国道36号に出ると、その反対側につきさっぷ中央公園があります。この公園の歩道側に、ここがかつて「歩兵第25連隊将校集会所、豊平町役場」であったことを示す説明板が建っています。
説明板には、
「明治33年、ここに歩兵第25連隊将校集会所が建てられ、その後札幌偕行社と改称された。戦後は豊平町農業会、豊平自治体警察署などに転用され、昭和31年から36年まで豊平町役場庁舎として使用された。」
と記されています。
月寒地区には、かつて陸軍の歩兵第25連隊が駐屯し、様々な軍事施設が広がっていました。終戦を迎えてそれらの施設は、解体されたもの以外は継続して転用されてきました。豊平町役場は、昭和31年に先に紹介した「豊平町役場跡」からこの地に移され、5年間にわたって供用されました。
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