「皇太子殿下御野立所」碑。

(あしあと その238・豊平区の36・月寒の7)

つきさっぷ郷土資料館の敷地に建つ3番目の碑は、「皇太子殿下御野立所」碑です。

碑面には、「明治四十四年八月二十八日」の日付に続けて、大きく「皇太子殿下御野立所」と刻まれています。

当時の皇太子は、後に大正天皇となられた明宮嘉仁(はるのみやよしひと)親王です。皇太子殿下は、明治44年8月19日から9月12日の間北海道に行啓され、8月28日は、当時の帝国製麻会社札幌工場、大日本麦酒会社札幌支店、歩兵第25聯隊、月寒種畜場などに行啓されました。当時の第25聯隊長は、第3代稲村新六大佐でした。皇太子殿下は、第25聯隊を行啓された際に御野立所に上られて兵士の剣術試合を台覧されたと記録されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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