「丘珠神社玉垣新設事業奉賛会」碑。

(あしあと その274・東区の7・丘珠の2)

丘珠神社の「丘珠開基百二十年記念之碑」の前に、小さな石碑が建てられています。御影石でできた石碑には、「丘珠神社玉垣新設事業奉賛会」と刻まれ、碑銘の後に次の説明文が続きます。

「丘珠神社玉垣新設事業奉賛会

明治三年七月、山形県より入植された三十戸の人々により開拓の鍬が入れられ満百三十七年、明治二十五年十月二十八日富山県よりの移住者が中心となり丘珠神社を御創祀し茲に百十五年を迎えた。大都市札幌市の発展、近隣の環境整備拡充により丘珠も著しく変貌を遂げた。

先人の志を受け継ぎ神々の御加護を祈り感謝の誠を捧げ、心のよりどころと崇敬する御神域の清浄及び保全のため、ここに玉垣を造営する。

平成十九年七月吉日」

この碑は最近の新しい碑です。ここに刻まれたように、白御影石でできた真新しい玉垣が神社の境内を囲んで建てられています。碑の背面には、施工業者名と施工内容が刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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