(あしあと その318・厚別区の5・厚別の5)
厚別西の閑静な住宅街に囲まれた山本稲荷神社の鳥居を抜けてすぐ左手に、黒御影石で作られた立派な石碑が大小二基並んでいます。
向かって左手にある石碑が、「山本開基百年記念碑」です。碑面には、
「山本開基百年記念碑 碑文
北海道国有未開地処分法に基づき明治四十一年(一九〇八)に山本地区の開墾許可を得てからここに満百年を迎えた。
昭和三十三年(一九五八)の開基五十年を記念した「謝恩之碑」の建立から五十年。この地も、稲作水田地帯から土地区画整理組合事業等宅地開発や本市の環状グリーンベルト構想用地への転換等、今や大都市札幌の一地域として著しく開発が進み大きく変貌した。開基百年を機に、改めて先人たちの労苦を想起し、深甚なる敬意と感謝の意を表すると共に不屈の開拓魂を受けつぎ、将来に向けて益々の飛躍を期し、ここに地域住民の総意と協賛によって記念碑を建立する。
平成二十年九月吉日 山本開基百年記念事業協賛会」
と刻まれています。
碑の背面には、「篤志寄付者芳名」として多くの個人名や企業名が刻まれており、その中には「山本用水組合地権者」や「山本開基百年記念事業協賛会役員名」が含まれています。
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