(あしあと その319・厚別区の6・厚別の6)
山本稲荷神社の境内に建つ「山本開基百年記念碑」の右隣に建つのは、黒御影石でできた「山本用水記念碑」です。
碑は大小二基になっており、その碑面には、
「山本用水記念碑
山本用水のあゆみ
大正八年、部落民全部の水田と飲水のため厚別川から取水して利用したのが始てである。
昭和十九年、当時の地主山本厚三氏名義の用水路を戦後の農地解放を待たず低廉な価格で小作人五十七名に名義変更していち早く小作人の自立の道を開いた。
昭和二十年より山本用水組合を設立し、管理運営につとめ現在に至る。
これら先人の努力によって水害や冷害など幾多の困難を乗り越え、土地改良との闘いを続けてきた山本地区は美田として生まれ変わったのである。
山本用水組合 平成十四年九月吉日」
と刻まれています。
また、碑の背面には、「地権者」と「記念碑建立建設委員会」の多数の氏名が刻まれています。
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