「皇后陛下御歌」碑。

(あしあと その458・厚別区の7・厚別の7)

野幌森林公園内にある北海道博物館に行くと、その前庭の建物正面の位置に「皇后陛下御歌」碑が建てられています。

黒御影石でできた碑の碑面には、昭和天皇の皇后である香淳皇后の御歌(みうた)が刻まれており、そこには、

「皇后陛下御歌

北海道百年式典

いかはか里み心 (いかばかり御心)

いためたまひけむ (痛めたまいけん)

もゝとせまへの御代乃(百歳前の御代の)

はしめに (始めに)

侍従長入江相政謹書」

と記されています。

碑の台座には、

「この御歌は、昭和四十三年九月二日北海道百年記念祝典にご臨場の際、百年前に北国蝦夷地の開拓に御心をいためられた明治天皇を偲ばれてお詠みになったものである。

北海道開拓記念館を建設した機会に刻して永く記念する。

昭和四十五年十一月三日 北海道知事 町村金五」

と記された金属板がはめ込まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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