(あしあと その510・白石区の29・栄通の1)
白石区にあるアサヒビール株式会社北海道工場。広大な工場の敷地の南側の一角に、モニュメントが建てられています。
二本の石柱の間に上下2段に分かれた金属板が挟まれており、その上段の金属板には、上部中央に「つきさっぷ 月寒」と、下部左側には「ひがしさっぽろ」、右側には「おおやち」と記されています。これは鉄道駅の行き先表示板を象ったものになります。
下段の金属板には、次のように記されています。
「旧国鉄月寒駅跡地 由来
月寒駅は大正15年8月21日北海道鉄道千歳線の開通と同時に、この地において開業した。その後昭和18年に旧国鉄が買収し、国鉄月寒駅となり、開業以来約半世紀にわたり、白石の地の主要駅として親しまれた。
昭和48年9月千歳線の切替後は、最寄りのアサヒビールの積出し駅となったが、昭和51年10月1日その歴史を閉じ、平成3年アサヒ物流センターとなる。旧千歳線跡地は、サイクリングロードとして、現在に至っている。」
「つきさっぷ」は、アイヌ語を起源とした読み方で、この地への入植当時から昭和18年までこの名前で呼ばれていましたが、その後「つきさむ」と呼ばれるようになりました。
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