「明治四年白石村開拓者」碑。

(あしあと その555・白石区の40・白石神社の5)

白石神社の社殿裏に建つ「白石開村碑」の左に並ぶ碑が、「明治四年白石村開拓者」碑です。

白御影石でできた台座の上に、黒御影石でできた石板が建てられた碑は、比較的新しいものだと分かります。

この碑の碑面には、上部に「明治四年白石村開拓者」と浮き彫りがされており、その下に104人の氏名が刻まれています。

碑の背面には、「昭和五十七年八月十九日建之 榊原直信」と刻まれています。

開拓者104人の筆頭に掲げられた「佐藤孝郷」は、仙台藩の支藩である白石藩の家老です。白石村の入植は彼が先頭に立って行われ、その拠点となる白石村1番から白石神社までの約3.6キロメートルを切り開いて道路を作り、その両側に104戸の小屋を建てました。これが現在の国道12号になります。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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