「月寒村女講中と千手観音」。

(あしあと その673・豊平区の80・月寒の22)

月寒墓地の入り口に並ぶ木造の小祠。左側は6体の地蔵が安置され、向かって右側の一回り小さな祠にも1体の石像が大切に祀られています。

やや傾きかけた小祠の中には、札幌軟石でできた千手観音の石像が安置されています。

台座の正面には、「明治二十三年七月十六日 月寒村 女講中 十二名」と刻まれています。

「月寒墓地」の説明板の下に並べて、

「月寒村女講中と千手観音

明治23年、開拓者の婦人12人が講をつくり、開拓の祈りと感謝を込めて、月寒墓地に観音像を安置した。当初、南側の高地にあったが、昭和30年に現在地に移転された。」

と記された説明板が立てられています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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