(あしあと その733・北区の69・新琴似神社の15)
新琴似神社の境内にある石碑の一つに「神門碑」があります。社殿に向かって右手の奥にいくつか石碑が集められており、その一番左手にあるのがその碑になります。
私が'16年に新琴似神社を訪れた時には、この場所にはありませんでした。
当時はどこに建てられていたのかというと、神社の第一鳥居をくぐってすぐ左手の芝生の中にありましたが、移設された理由は定かではありません。
「神門碑」は、碑面の上部に「神門碑」の篆刻が浮彫りされており、その下に、
「明治二十年五月二十日屯田兵第一大隊第三中隊置此地三十八年十月廃屯田兵條例尋而明治四十五年四月組織親交會戸数百九大正六年二月解會其蓄積金二百四十余圓會員相謀而用之建設本神社之神明干時大正六年五月二十日也即建碑傳之後世」
と刻まれています。
碑の左側面には、「親交會 いろは順」と刻まれ、その下から右側面、背面にかけて多数の人名が刻まれています。
背面の一番下には、「建設委員」と「謹撰」、「謹書」、「石工」の氏名が刻まれていますが、詳しくは読み取れません。
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