(あしあと その826・豊平区の103・月寒の28)
月寒東に広がる八紘学園の敷地内を、北野通から入って花菖蒲園方向に進み、同園からさらに奥に向かったところに小さな橋があります。その橋が架かる小さな川は、月寒川の支流のラウネナイ川で、羊ケ丘の北海道農業研究センターそばにある池から端を発しています。
この橋のほとりの南側に、日高産の自然石でできた石碑が置かれています。
この石碑は「あやめばし」碑で、碑面には「あやめばし 崇仁 三笠宮殿下 御命名」と刻まれています。
碑の右側面には、「昭和四十二年六月建立」と刻まれています。
この石碑に刻まれた「あやめばし」は、近くに架かる「菖蒲橋」を指しており、元は古くから架けられていた木橋でしたが、昭和42年に流失したことを機に永久橋に架け直されました。その際に八紘学園創始者の栗林元二郎氏が記念碑を建立し、同氏と親交があった三笠宮崇仁親王殿下が命名して揮毫されたものを刻みつけました。
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