(あしあと その827・豊平区の104・月寒公園の10)
月寒公園の高台にある石碑の一つが、「開道百年記念植樹碑」です。
整備された散策路の脇に、白御影でできた小さな石碑が置かれています。碑面には「開道百年記念 植樹碑」と刻まれ、その下に「昭和43年4月29日 月寒公園振興会」と添えられています。「月寒公園振興会」は、戦後の混乱期に荒廃するに任せていた公園の施設整備などを目的に地域の有志によって設立され、旧豊平町に働きかけて月寒公園の設備の整理を図りました。
碑の背面には、「植樹 いちよう、かえで並木 寄贈者(2名)」と刻まれています。
豊平町が札幌市と合併したのが昭和36年。その7年後に開道百年を迎えたことを記念して、高台の一帯にイチョウとカエデの樹木百本が植樹されました。
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