「経王寺(豊平小学校・豊平消防署豊平出張所・豊平交番跡)」。

(あしあと その137・豊平区の15・豊平の4)

豊平4条3丁目の国道36号に面して、とても大きなお寺があります。それが明治8年に開山した経王寺です。境内に入って、本堂を正面に臨んだ右手にある鐘楼堂と観音堂の間に、「経王寺」に関する説明板が建てられています。

それには、次のように記されています。

「経王寺(豊平小学校・豊平消防署・豊平出張所・豊平交番跡)

明治8年、松井寛義上人により開山。北海道と樺太の宗門行政、布教の拠点として明治15年本堂を建立。寺号公称は明治13年である。正式名:日蓮宗北海身延妙法崋山。また、経王寺の境内には、豊平小学校、豊平消防署、豊平出張所、豊平交番などが置かれ、豊平地区の文化・行政の中心地としても重要な場所であった。」

このお寺は、旧豊平村の中で中心的役割を果たしてきました。ここに記された豊平小学校の前身となる保育所は、滝野神社に関する碑の中で紹介した阿部仁太郎によってこの寺の境内に開かれました。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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