「定山渓鉄道跡(最初の豊平駅)」。

(あしあと その169・豊平区の19・豊平の5)

私の家の近くですが、豊平6条9丁目に東光ストア豊平店があります。

その北側の市道に面した外壁にレリーフが飾られていて、赤色の柱と梁がそれを囲むようにして続いています。それをよく見ていくと、横断歩道の辺りの柱の面にプレートが張られていることに気がつきます。

そのプレートに記されているのが、「定山渓鉄道跡(最初の豊平駅)」です。そこには、

「定山渓鉄道は、豊羽鉱山の開発、材木の運搬、定山渓温泉への観光客の輸送のため、大正4年に創立し、同7年に開業した。旧国鉄白石駅から豊平経由で定山渓までの路線であった。昭和44年に廃止。」

と書かれています。

定山渓鉄道の開業当初、豊平駅はこの場所にありましたが、その後昭和4年の電化とともに、延伸された市電との乗り換えを可能にするため、現在の国道36号沿いに移設されました。2代目駅舎は、鉄道廃業後もじょうてつ不動産部の事務所として使用されていましたが、老朽化に伴って平成17年に解体され、現在その場所にはマンションが建てられています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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