(あしあと その496・北区の53・新琴似神社の4)
新琴似神社の境内にある自然石でできた碑が、「吹田晋平歌碑」です。巨石で造られた台座の上に、本碑となる大きな岩が載せられています。碑面には、
「村を拓きし 屯田本部の 跡どころ こぶしは咲けり 朝の日ざしに 晋平」
と刻まれています。
碑の背面には、
「吹田晋平(本名菅進)氏は明治三十五年八月十九日,札幌郡琴似村字新琴似(現札幌市)にうまれ 育ち 現に居住している 氏は資性温厚にして篤実 特に責任感強く原始林社同人 札幌市議会議員として 文学と市政の両面にわたって活躍中である
古希を迎えるにあたり 友人ら相はかって歌碑を建立 その業績を永くたたえるものである
昭和四十七年九月二十四日 吹田晋平(菅進)氏歌碑建設期成会 設計施工(省略)」
と刻まれています。
碑の近くに立てられた説明板には、
「吹田晋平歌碑
吹田晋平(本名 菅 進)氏は、明治35年(1902年)8月19日に新琴似に生まれ、永年にわたり歌人として、さらには政治家として地域の発展に貢献した。
55年間にわたり歌人として数々の秀作を発表する一方、札幌市議会議員を通算6期24年間勤め、資生市政の発展と地域の振興に尽力した。
この碑は、氏の功績を報いるため有志により昭和47年(1972年)に建立された。」
と記されています。
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