「開村記念碑」。

(あしあと その523・北区の60・新琴似神社の11)

新琴似神社の社殿脇に並ぶ最後の碑が、「開村記念碑」です。札幌軟石で築かれた台座の上に、台形の形状をした石碑が建てられています。碑面には大きく「開村記念碑」と刻まれています。

碑の背面には、

「明治廿年五月廿日百四十六戸移住 明治廿一年五月廿六日七十四戸移住 明治廿五年五月廿日建設」

と刻まれています。

碑の脇には説明板が立てられており、それには、

「新琴似「開村記念碑」

新琴似地区は、明治20年(1887年)、屯田兵の入植によって開かれた地で、開村5年を記念して建立された。

しかし、この開村記念碑が永年風雪にさらされ、文字の解読も困難になったことから、先人の開拓の功を後世に伝えるために、神社の西側に「新琴似兵村記念碑」として昭和11年(1936年)に再建されている。」

と記されています。

ここにあるように、新しく建てられた記念碑は、神社の境内の北側に建てられています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(東部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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