(あしあと その570・白石区の42・白石神社の7)
白石神社の大鳥居をくぐってすぐ右手に松の木が植えられており、その根元に石碑が置かれているのが見えます。
石碑は2基あり、いずれも黒御影石でできた石板になっています。
向かって右側の本碑には、
「天皇御在位五十周年記念
市政功労者勲五等西内寅吉献納「柗(まつ)の木」のあらまし
この柗の木わ・西内寅吉先生が若い頃いまの所に居を構えたとき庭先に植えたもので、いわば西内家にとって掛替えにない由緒深い樹木である。また・西内寅吉先生わ・白石を育てた大功労者であることわ万人齊しく認めるところで・私共尊敬してやまないものである。
昨年わ・天皇御在位五十周年記念に相当し・全国民あげてお祝い申し上げる絶好の機会に際し西内先生より・記念事業の一ツとしてこの柗の木を白石神社の御神木として献納したいろの申出であつたので・村当時から関係あつたみなさんと・更にその他有志の方々の真心こもった協賛をいただき 本日この奉納祭を執り行い植栽したものである。
希くば・この御神木が行末ながく・全氏子の守り神として・弥栄えあらんことを祈念し・この事のあらましを謹んで銘記する
昭和五十二年六月吉日 西内寅吉柗の木献納世話人会(以下略)」
と刻まれています。
向かって左側の副碑には、「天皇陛下在位五十週年記念植樹」と刻まれ、「賛助員」と各地の「有志」の氏名が多数刻まれています。
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