(あしあと その905・東区の44・本町の13)
本龍寺の山門に向かって右手に二基並んだ碑の左側に建てられているのが「日蓮大菩薩」碑です。
碑面中央には大きく「南無妙法蓮華経日蓮大菩薩」と刻まれ、その右側に「清正大神儀」、左側には「開拓大神儀」と添えられています。また、碑の左側面には、「爲 音松院廣運日行居士 深達院妙觀日善大姉 菩提」と刻まれ、その左側に「四海唱道(以下詳細不明)日耀〇書」と添えられています。
「四海唱導」とは、日蓮宗最初の寺院である京都市の妙顯寺に後醍醐天皇から下された綸旨のことで、「世界中の人々を法華経の教えに導き、その功徳によって人々を救う」という意味があります。
碑の右側面には「當山嗣法 向後智静代」と、また背面には「明治十二年八月造立 安田徳次」と刻まれています。
碑の台座の上台正面には、「妙見山本龍寺」と刻まれています。
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